【図解】VLOOKUP関数を使うときの確認するべき5つの注意点
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ビジネスで使用する中で最も効果的に使用できるExcel関数のひとつですが、
VLOOKUPを使用する際に注意するべき事項があります。
それらを5つの注意事項として解説していきます。
少しでもお役に立てたらうれしいです。
注意点1:検索範囲内の開始列は適切か?
VLOOKUP関数に適した形のリスト作成で一番大事なのが、
検索範囲内の検索値となる列を一番左端あたりに配置しておくことです。
※この場合は、C10からC20の範囲の列のことを言います。
検索値より、左側は検索範囲対象外のためです。
エリアをVLOOKUP関数で表示したくても、
検索範囲内の「商品ID」の列より、
左側にあるため検索範囲対象外となります。
そのため商品IDの列を一番左に配置することで、
表示が可能となります。
注意点2:スペース(空白)が入っていないか?
スペースが入っていることでのデータの不一致によるエラー。
検索値と検索範囲開始列の値は、一致していることが前提となります。
値が一致しているのにエラーになる場合は、
スペースが入っていないかを確認してみてください。
注意点3:セルの結合は?
VLOOKUP関数を使用する場合、セルの結合は使用しないようにしていきましょう。
セルの値が入っていないことにされてしまうためです。
そのため正しい値が検索できないおそれがあります。
VLOOKUP関数を使用するなら、結合は解除しておくようにしましょう。
注意点4:書式は合わせているか?
検索値と検索範囲内の書式は合わせておきましょう。
下の図で例えると、
検索値(A4)と検索範囲内の開始列(C11~C20)の書式を合わせておく。
ということになります。
とくに数字のみで構成されている場合は、
書式が違うとVLOOKUP関数で正しい値を参照することができなくなることが多いです。
見落としがちなため、おかしいなと思ったら
書式を確認してみてください。
注意点5:数式の再度見直しを
どうしても正しい値が反映はれない。
そんなときは、もう一度VLOOKUP関数の数式の見直しをしてください。
「間違っていない」という先入観が邪魔をしている場合がります。
特に、下記の場合は要注意です。
- セルのコピー、移動をした
- 数式に[$]を使用した絶対参照を利用している
- フィルターを使用している
セル上からは問題なさそうな場合でも、
VLOOKUP関数を使用した値がおかしければ、
何かしら誤りがあるはずです。
そんなときこそ、数式の見直しをしてみてください。
また、最初から数式を入力しなおすのも一つの手段かもしれませんね。